葬式参列の際のマナーとして身なりに気を遣うことは必要であり、女性の場合はそのシーンにふさわしい髪型を心掛けることです。参列時には必ず焼香をしますので、その際に自分の髪の毛が動作の邪魔にならないよう気を付けなければなりません。軽くであっても火を使うことであり、熱もこもりますので髪の毛にその影響があっては大変です。ショートヘアであれば邪魔にはならないとしても、セミロングやロングヘアの女性などは邪魔になりますし、喪服着用時にそのままにしてしまうのはあまりよくありません。
斎場の選び方と言えば、やはり自宅近くを利用することが多くなります。事前に話をして斎場の目処をつけておいた場合には、馴染みのない場所にある斎場でも迷うことなく決められるかもしれません。けれど、多くの場合が予期せぬ事態で時間が無い中、準備をしていくことになります。当然、自宅近くの慣れ親しんだ地域の中から決めていく方が簡単になります。また、自宅から遠くなるほど、親族の負担も増えると言えるので、近くの斎場を利用することは理に敵っているとも言えます。
葬儀のスタイルは年々自由度を増しており、形式にはとらわれない人も増えています。そのことから身近になりつつあるのが、密葬です。しかし実際にはどのような内容なのか詳しく理解している人は、そう多くはないのではないでしょうか。密葬は遺族や親戚など、親近者のみで執り行う小規模な葬儀スタイルですが、定義として人数や規模が決まっているというわけではありません。密葬については詳しい定義がないので、家族葬や直葬も密葬の一つと考えて置いても間違いではありません。