自分自身に対して誰かが何かをしてくれた時、大人同士であれば本人がお礼を言うのが一般的になるでしょう。しかし葬儀の場合はそうはいきません。葬儀の時は故人のための式に故人に関わりのあった人たちが参列してくれます。そして御香典などを渡してくれるのでしょう。一応喪主などに対して挨拶もしてもらえますが、参列してくれた人の気持ちとしては故人へのお別れの気持ちになります。四十九日法要などが終わったときに香典返しとしてそれぞれの参列者に一定の品を贈るかもしれません。
日本で生まれた人の多くが、小さな頃からと墓参りをしており、馴染みがあるのではないでしょうか。お墓参りのときには花を供えますが、葬儀をとりおこなうときの花との違いがあるかわからないという人も少なくはありません。お墓に供える花は仏花や墓花と呼ばれ、葬儀の際の花は、献花や供花と呼ばれており、呼び方だけではなく意味合いにも違いがあり適している花の種類やカラーにも違いがあります。供花は祭壇や会場を飾り、故人に供える花であり葬儀に参列できない場合に贈るケースが大半です。
遠方に住んでいる友人が亡くなったとの知らせを受けた場合、すぐにお通夜やお葬式に駆け付けられないこともあるでしょう。特に親しい間柄の方が亡くなられた場合には、お葬式に間に合うよう急いで供花と弔電を送りましょう。供花は葬儀場に連絡し、送り主の名前を伝えることで手配してもらえます。一方、弔電は複数の電報サービスが対応しているので、お葬式の当日までに届けてもらえることを確認して申し込みます。供花と弔電を送ることで、どうしてもお葬式に参列できなかった場合でも、間接的にではありますが、お悔やみの気持ちを伝えることができます。