人間は必ずどこかで亡くなりますが、この場合葬儀を開くことになり、しかも日本では香典と呼ばれるものを用意しなければなりません。これに関しては、葬儀に参加することで用意する場合もありますが、参加しなくても用意することもあります。参加しない場合には、引き出物を直接渡すことができないため、宅配便等を利用して資金と言うものを送るようにする流れがあるでしょう。このように、いずれにしても近しい人が亡くなった場合は、お香典を用意するのが昔からのしきたりです。
訃報を聞いてお通夜に参列することになると、それが弔問という意味になります。ですが、臨終直後に訃報を受けたのなら、それだけ故人と親しい間柄だったはずです。ですから、通夜前に弔問に駆けつけるのが礼儀になります。この場合、とりあえずの弔問ですから、服装まで考える必要はありません。地味で平服でも申し分ないでしょう。それはなぜか、喪服では訃報を予期していたように捉えられてしまうからです。かえって失礼になります。
男性の場合だと葬儀の際には喪服として、黒の上下のスーツを着用しますが、夏だとジャケットを着用するのは暑いです。参列時も暑さから上着は脱いでワイシャツ姿になりたい気持ちが沸き上がりますが、弔事の場ではワイシャツ姿は相応しくありません。会場内は夏の場合だとクーラーが効いているので、太陽の真下にいる外程の暑さにはなりませんし、参列が終わったら帰りには脱げるのでしばらくの我慢です。会場内で暑さのために体調がすぐれなくなったら、マナーなどと言ってはいられませんので上着は脱いで、いすなどに座って回復をさせます。