葬儀を執り行う時には通夜式も行うケースが一般的であり、近年では告別式には参列せず通夜式にのみ足を運ぶ人も増えています。一般的にお通夜が行われる時間帯は夕方に開始して、夜には終わるというケースが多くなっています。通夜振る舞いまで含めると、開式時刻は18時から19時ほどが多く、受付は通夜の開式の1時間から30分ほど前となることが大半です。仏式では導師を迎えて読経と焼香が行われますが、通夜自体は1時間程度とそう長くはありません。
葬儀を執り行う立場になった時には、親族や個人がお世話になった人に連絡をする必要があります。身近な人となれば亡くなった直後に電話で知らせるべきですが、それ以外の場合にはハガキやメールで知らせても問題はありません。一昔前はメールはマナー違反だという考え方をする人も多く見られましたが、近年では利便性の高さからメールを使う人も増えました。訃報が届いた側の立場になった時には、参列するか返事をするべきかと悩むことも多いですが、わざわざ返事をする必要はありません。
高齢者が多い現代社会ではいろいろな場所で、頻繁に葬儀が行われており親族の多さに合わせてプランを選ぶことが可能です。さらに、終活で予定していた衣装や音楽を使用して、その人らしい演出を実現することも容易に叶います。しかし、コンパクトな家族葬や密葬などが主流になりつつある現代の社会情勢ですから、派手な演出が叶わない場合もあります。火葬場が整備されている今の日本では、安全な葬儀が行われていますから、亡くなってからのいろいろな心配はしなくても大丈夫です。