2018年03月30日

葬儀で使用をする抹香は粉状の線香

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葬儀や法事の際に使用されるのが抹香であり、そうしたシーンでのお香のことです。一般的にも見る機会があるのは棒状の線香のほうですが、それとは異なり状態が粉になっています。昔は塔に塗ったり仏像に塗ることもありましたし、パウダー状ですから散布されることもありました。

沈香や川キュウに丁子、安息香や甘松香など、心地よいと感じ有られる綱領もかつては作られてはいたものの、現代のメインは樒を使用するケースが多いです。その葉や樹皮を使い乾燥をさせてからパウダー状にしていて、今ではこの方が広く用いられるタイプになります。

状態が棒状ではなく粉になっていますので、使用をする際には指先で軽くつまんでの使い方です。焼香をする際にはまさにパウダー状を利用しますので、指は親指と人差し指に中指を使い、軽く粉状のお香をつまんでから、用意をされている香炉へと落とします。

この際に勢いよく落とすとパウダーは舞い散りやすいですから、指でつまんだら静かに落とすことです。焼香をする場所が屋外であったり、空調的にも風があるようなところだと、粉末状ですから舞いやすい特徴があるため、香炉へ落ちるよりも先に、周囲へと散ってしまうことがあります。

それを防ぐためにもあまり高すぎる場所から落とさないで、できるだけ低めのところから落とすことです。室内であればあまり神経質にはならずに済みますが、外での焼香は自然の風などもありますので、低すぎるくらいの場所から落とすようにします。