実は、葬儀を行いたくても葬儀場や火葬場が混雑していて、予約で満杯になっていると言う事は有ります。この原因となっているのが、死亡者数がそもそも増えて居る事と、その葬儀を行う施設の数が少ないと言うことです。
そのため、実際に予約を入れようとしてもすぐに葬儀を行う事が出来ず、結局は3日以上後に執り行うとなる場合も決して珍しくありません。もちろん、その際は予約が取れた時点で葬儀を行う事になりますが、一つ困ることが出てきます。
それは御遺体をどうすれば良いかということです。時期に関係なく、何日も自宅等に御遺体を置いておくと言う事は中々難しいのが実情です。なぜなら、御遺体のための適切な温度管理が一般家庭ではかなり難しくなってしまうからです。これは夏冬関係ありません。ではどうすれば良いかというと、まずは葬儀社の方に連絡をして、冷蔵設備がある霊安室の方で預かってもらう様に手続きを進めます。短期間の安置であればドライアイスでも対応する事は出来ますが、御遺体の状態を出来るだけ維持すると言う事を考えると、ドライアイスでは温度管理が難しく、どうしても徐々に御遺体の変質が始まってしまうからです。したがって、葬儀社の方に連絡をし、まずは御遺体を冷蔵設備のある霊安室で預かってもらうようにします。また現在ではそれ以外にもエンバーミングを行い、御遺体の長期保存も可能となっています。したがって、直ぐに葬儀が来ない場合は、この2つの方法で対応すると言うのが一般的となっています。