キリスト教はカトリックとプロテスタントに分けることができます。カトリックの場合には、一般的には故人が生前所属していたい教会で行われ、葬儀と告別式は別々です。プロテスタントの場合には、葬儀と告別式は一緒に行われます。
カトリックとプロテスタントでは葬儀と告別式の流れにも違いがあります。キリスト教の場合には香典ではなく御花料を包みます。焼香ではなく献花が行われ、白い菊やカーネーションを捧げます。献花のマナーは、両手で花を受け取ってから、遺族に一礼します。
そのまま献花台に進み、右手は花を左手は茎を持って祭壇側に茎を向けて花を捧げ一礼をして黙祷をします。黙祷後には前を向いたまま、後ろに数歩下がってから遺族に一礼をします。実は日本のカトリック教会では焼香も認められています。
カトリックの信徒のかたでもご存知でないかたも多いのですが、通夜の場合のみでかつ許可がある場合のみですが、焼香が可能です。参列するときには喪服やブラックスーツ、女性であれば黒のスーツやアンサンブルといった仏式と同じでも大丈夫ですし、靴やバッグなども黒を基調とし、派手めなアクセサリー類は避けます。聖歌や賛美歌は、式の前に歌などがかかれた紙が配られます。歌わなくても大丈夫ですが、極力歌うほうがおすすめです。