訃報が届き葬儀に参列することは、長い人生の間では何度か経験することになるのではないでしょうか。その際には香典を持参して行くことになります。いざ参列するとなれば悩むのは、いくら包めば良いのかという金額ではないでしょうか。
必ずしもいくらでなければならないと決まっているわけではありませんが、故人との関係性や自分の社会的立場を考えて包むことがマナーと言えます。親や兄弟となれば最も多く包むべきであり、親戚や親しい間柄という場合にも、少し多めに包んでおきましょう。
香典の相場は合ってないようなものであり、地域による考え方の違いもあるので気をつけなくてはなりません。悩んだ際には、身近な人に相談して金額を決めるべきではないでしょうか。三千円より低い金額となれば、遺族の負担の方が大きくなってしまうので包むべきではありません。
助け合いの精神から生まれたのが香典ですが、近年では受け取らないと決めて葬式を執り行っている人も増えているので、事前に受け取らないという意思があった場合には、無理に渡すべきではありません。葬式のスタイルは自由になりつつあることを理解し、その場に合わせた臨機応変な対応をするようにしましょう。