2020年02月09日

日本の葬式として通夜が行われる理由

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日本における葬儀は仏式が一般的となっています。そのため通夜と葬式が行われますが、実際になぜ通夜が行われるのか知らない人もいます。まず日本における通夜の意味として、昔は本当に亡くなっているのかを確認していました。

今ほど医療技術も発展していなかったので、気を失っているだけなのか亡くなっているのか判断が難しかった時期もありました。そのため葬式を行いますが、お通夜で亡くなったこと確認していた名残が今も残っているといえます。

次に葬式では火葬してしまい故人とあえなくなるので、最後の夜と故人と過ごす時間を作るという意味も含まれています。そのため通夜の夜は生前の思い出話しをたくさんして、故人を偲ぶ時間となっていました。また夜は寝ずの番を行うのも習慣として残っています。

これはお線香の火を絶やさないという意味が含まれています。昔から続いている習慣であり、親族や親しい友人などが一晩中起きていてお線香が絶えないように番をするとされています。ただし最近では寝ずの番の習慣は減ってきており、朝までもつお線香などを利用する場合が増えてきています。

このようにお通夜を行う理由は昔からの習慣が今でも根強く残っている習慣だといえます。