2020年07月23日

お通夜は弔問客へ感謝をする場になる

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お通夜とは、身近な人のみが夜通し故人との別れを惜しむための時間です。最近では、夜通しでなく2時間程度の半通夜が主流になっていますし、親族のみならず、弔問客が訪れて別れを惜しむケースが増えています。弔問客もお通夜に参列するなら、通夜ぶるまいで親族に引き止められることもあります。

長居はNGですが、親族から引き止められたのなら、30分の滞在が理想ではありますが、1時間になってもマナー違反ではありません。遺族も、もしかすると、誰かと故人の思い出を話したいと切に願っているのかもしれず、その気持ちを受け止めましょう。

通夜ぶるまいは、弔問客へのお礼とお清め、供養のために、お酒やお料理などの食事が用意されています。短い時間であっても、お呼ばれしたのならば、座って箸をつけることもしましょう。遺族関係者の中には、喪主ではないから通夜ぶるまいの席ででしゃばらず、挨拶に回ることをしないケースが少なくないようです。

弔問客にどう接するか、それは故人との血縁関係の濃さによるでしょう。挨拶とお酌をすることはやはり理想ですし、故人を偲びながら、故人と最後の飲食をともにすることを考えれば、お通夜の場は弔問客へ感謝を表す場にすべきです。