葬儀には様々な種類がありますが、日本では必ず荼毘に伏すようにしています。これは、日本の昔からの習慣でもありましたが、昔は法律で決められていたわけではありませんでした。かつては、土葬をしていましたが、衛生上あまりよろしくないと言うことでそれを止めるようにした流れがあります。
いつまで土の中に埋めていたかと言うと、戦前はそのようにしていたことを資料もあります。今でも、80歳以上の人はそのような葬儀に参加したことがあるため、詳しく聞いてみると良いでしょう。ただ例外的に、現在でも土の中に埋めることもあります。
具体的には、東日本大震災で多くの人が亡くなった場面でその例外が利用されました。東日本大震災の場合は、1つの地域で数千人がなくなっており、いくら寒い時期だったとは言え火葬する場所もありませんでした。しかも当時は、福島第二原発の影響で葬儀場が使えなかったこともあります。
ただ地域によっては、福島第一原発の影響を全く受けていない場所もありましたが、仮にそうであったとしてもいちどに多くの人が亡くなったため、いちど土に埋めるしかありませんでした。このようにして、火葬場が開いた時掘り起こして再び火葬するといった形を行っていた経緯があります。