2020年08月25日

お通夜前のマナーを知っておこう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

訃報を聞いてお通夜に参列することになると、それが弔問という意味になります。ですが、臨終直後に訃報を受けたのなら、それだけ故人と親しい間柄だったはずです。ですから、通夜前に弔問に駆けつけるのが礼儀になります。

この場合、とりあえずの弔問ですから、服装まで考える必要はありません。地味で平服でも申し分ないでしょう。それはなぜか、喪服では訃報を予期していたように捉えられてしまうからです。かえって失礼になります。一方、通夜に出るほどの付き合いではなくとも、弔意を示したい場合もあるかもしれません。

通夜の前に伺い、玄関先にてお悔やみをのべて、すぐに辞去することがマナーです。このとき、失礼にあたるのは、忙しい喪主を呼び出すことです。取次の人がいるはずですから、場合によっては名刺の端にお悔やみの言葉を書いて託すのがよろしいかと思われます。

こうした弔問で、喪主側から故人との対面をすすめられたら、断わらずに、故人との対面や焼香をしましょう。故人との対面は、枕元で一礼し、白い布が上げられたら合掌をします。最後に遺族にも一礼するのが、大人のマナーです。お悔やみの心があれば、言葉などは不要です。無言で、頭だけを下げることも時には必要です。