2020年09月15日

お通夜はなぜやる必要があるのか

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家族が亡くなったときに葬儀をすることになりますが、昔から葬儀の前日にお通夜をすることが多いです。現代では葬儀だけをおこなうようなケースも増えていますが、昔からおこなわれていたからには何かしらの理由がある筈です。

基本的にお通夜は故人の家族や親族の他に近所の人や故人の友人などが集まることで、故人との最期のお別れをするためにおこなわれます。現代では最期のお別れをする場と考えるケースが多いですが、一昔前は故人がもう一度蘇ることを願うための儀式としての意味合いが強かったです。

儀式は夜通し故人の遺体に寄り添いながら、故人との別れを惜しむ考え方が現代では主流になっていますし、基本的には故人の霊を慰めるための役割を果たしています。葬儀の場でもお別れをすることができますが、基本的に夜通しで故人と寄り添える機会は葬儀では得ることはできません。

葬儀は納棺をし火葬をする所までおこないますから、故人との本格的なお別れをする場として利用することになります。お通夜をすることで故人のことをゆっくりと考える時間を得ることができますし、葬儀をして火葬をするまでの心の準備をする時間にも活用することが可能です。

故人と最期に本当に向き合いたいのであれば、おこなったほうが心にゆとりができるかもしれません。