2021年06月03日

変化しつつある故人の最期の見送り方

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親など身近な人が亡くなった時、葬儀のあり方というのが頭に浮かばれるのではないでしょうか。通夜を行い、告別式を済ませ、火葬などを行わなくてはならないなどの従来の方法をイメージされるというような人が多いですが、実はこの方法だけが葬儀のあり方ではありません。

近年では、すでに主流となっている、遺族だけで最期の別れをする家族葬であったり、通夜を省いた一日葬などのさまざまな傾向があり、故人の意見であったり、遺族の意向に沿ってその形が決められます。家族葬が主流になる前は、費用の節約のためといったイメージがありましたが、今はそのような考えは薄れつつあり、故人と穏やかな最期を過ごしたいといった人は選択する傾向にあります。

必ず行わなくてはならないというイメージだった通夜も告別式も、実際は行わなくても問題はなく、葬儀を行わないというような選択肢もあります。しかし、行わない場合においても、棺おけや安置場所の確保は行わなくてはいけません。

更に、必ず火葬が日本では義務付けられている為、企業には依頼をする必要があります。このような、通夜や告別式を行わない形を直葬といい、昨今ではこの形を取り、遺族の負担を軽減する傾向にあります。