通夜から告別式、初七日などは、あっと言う間に過ぎ去ってしまうことも少なくありませんが、実は納骨自体は、いつまでにしなければならないというルールは設けられていません。確かに、誰かがなくなった場合、遺骨は都道府県知事が許可している墓地に埋葬しなければならないというルールはあります。
しかしそれはあくまでも埋葬についてのことであり、火葬したあとに、ずっと手元に遺骨を持っていたとしても、それは何ら問題はありません。もちろん、その土地の風土や慣習などから、いつまでにしなければならないというのを親族などに言われる可能性はありますが、あくまでもそれは法的な根拠があるわけではありません。
だから、実際におこなう場合は、いつまでにしなければならないと期日を意識してするのではなく、家族で話し合い、しっかりとそれぞれが納得した状態でおこなうほうが無難だといえます。また、現在先祖代々の墓がある場合や、納骨堂を利用する場合はそれほど気にする必要はありませんが、新規で墓地を購入する場合、建墓に時間がかかってしまう可能性も十分あります。
その目安は大体2ヶ月から3ヶ月程度が多くなっているので、納骨祭を執りおこなうというときは、それくらい時間が必要となることを念頭に置いておこなうほうが良いといえます。