家族葬などの小規模の葬式に参加することになり、喪主に挨拶をする必要があるのか迷ってしまう人も少なくありません。親族だけが参加する家族葬なら挨拶が省略される場合もありますが、故人と親しい人が呼ばれた場合には軽い挨拶を交わすことがあります。
どのタイミングで挨拶をするべきか迷った時には、葬儀が開かれる30分から1時間ほど前に式場に足を運び、参列者と顔合わせをして挨拶を済ませてください。式場に到着するのが遅くなると僧侶が控室に入るタイミングと重なってしまい、挨拶する機会を逃す可能性もあります。
精進落としの会食中は喪主や親族も悲しみに包まれていて、挨拶しにくいと感じる場合もあるので早いうちに挨拶を済ませておくことが理想的です。会食の終わり際はお礼の言葉を伝えるなど、締めの挨拶をするタイミングだと意識してください。
浮かばれないなどの忌み言葉を避けて挨拶することも意識しておき、2分から3分程度で会話が終わるように調節しておくことも重要です。葬儀中の挨拶をするのは初めてなので緊張してしまいそうなときには、話す内容を紙に書いておくことを推奨します。喪主や親族に伝えておきたいことを紙に書いておくことで、気持ちがこもった挨拶だと相手にも感じてもらえます。