新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日常生活が大きく様変わりしました。葬儀の形も変化し、家族と親族のみで故人を見送る家族葬や、お通夜を行わず、告別式と火葬を一日で行う一日葬を選ぶ人が増えています。また、喪主になったときは、参列者にこれまでとは異なる配慮をする必要も出てきました。
たとえば、高齢の方には遠方からの参列を控えてもらったり、葬儀会社と連携して感染対策を徹底するのも喪主の役割になっています。参列者にマスクの着用を呼びかけるのはもちろんのこと、会場にアルコール消毒を設置したり、席と席の間に距離を保つなどの配慮も必要不可欠です。
また、以前は葬儀を終えた後に会食をするのが一般的でしたが、コロナ禍の今は会食を省くケースも少なくありません。もしも感染対策のために会食の用意をしない場合は、お弁当をお渡しするなど、参列者に細かな心配りをしましょう。
夏場でお弁当を用意することに抵抗がある場合は、お弁当の代わりにお米券や商品券をお渡しすればマナーに反することになりません。担当者に相談すれば、プロの立場から的確なアドバイスをしてくれますので、コロナ禍で喪主になったときは気軽に相談してみるとよいでしょう。