社会人になったら葬儀に参列する機会が増えます。そのため、いつ葬儀に参列することになっても慌てないためにも、葬儀に関するマナーをしっかり覚えておくようにすると安心です。覚えておかなければならない葬儀のマナーはいろいろありますが、中でも忘れやすいマナーが供花に関することです。
供花とは、故人へのご冥福を祈って葬儀場の祭壇にお供えする生花のことです。スタンドタイプや花籠タイプがあり、故人と生前親しかった友人や知人をはじめ、故人の親族が贈るお花でもあります。葬儀の供花を贈るうえで覚えておきたいマナーは、まず、遺族か葬儀を担当している葬儀業者に供花を贈ってもよいかどうかを確認することです。
中にはお花を辞退している場合がありますので、手配を行う前に必ず遺族側に確認し、了承を得ることが基本です。そして、お花を贈る際は、木製の札に書かれる札名を添えるのがマナーです。札名には、自分の名前はもちろんのこと、所属団体の名称や役職など肩書がある場合はその肩書を記す必要があり、これは故人の勤め先や交友関係等を参列者に知ってもらうという役割を持っています。
また、供花を配置する順番も決まっていますので、札名には正確に記す必要があります。ちなみに、供花を贈る際の手配は、自分でお花屋さんに注文することも可能ですし、葬儀業者に直接依頼することも可能です。ただ、宗派によって選ぶお花の種類が変わってくるので、間違わないよう注意しなければいけません。葬儀業者へ依頼すれば、宗派に合わせて最適なお花を選んでくれるので失敗することなく安心してお任せすることができます。