仏教の宗派によっては四十九日法要があります。故人は亡くなった後一定期間はまだこの世に魂があるとされますが、四十九日法要によってその魂が極楽浄土に向かうとされます。初七日法要は最初の七日目の法要ですが、最近は葬儀を行った日に同時に行うケースが増えています。
遠方から葬儀に参列してくれている人が七日後に又参列するのは大変だからとの配慮があるようです。葬儀を終えた直後はまだ魂がこの世にあるので遺骨は自宅などで安置されます。各家庭によって対応は異なるものの、四十九日法要の時に同時に埋葬を行うことも多いようです。
それぞれを別の日にするとやはり遠方からわざわざ来てもらわなければならず、こちらも参列者への配慮です。同じ日にいろいろなことをしてそれに関する費用を支払いますが、全てを同じように計算するのは問題です。式に関する費用に関しては故人の資産から支出でき相続税の計算では債務控除が行えます。
式当日にかかった費用はおおむね債務控除できますが、初七日法要は債務控除が難しいでしょう。同様に四十九日法要にかかる費用も債務控除ができないとされます。一方四十九日法要時に行う埋葬に関しては故人の式に関するものとされ債務控除が可能です。同じ日にかかった費用も分けて考えなければいけません。