日本では故人が亡くなって24時間が経過しないと火葬できません。遺体を安置した後で火葬を行うスタイルを直葬といいます。通常の葬式にあるお通夜や告別式は省略されています。亡くなって24時間が経過し、遺体を棺に納めて火葬場を出発します。
故人が生前好きだったものや花などある程度自由に入れられます。火葬が終わったら骨壺に遺骨を納めて儀式が完了します。社会の在り方が変わった現在では直葬のニーズも増えています。経済的な理由としてこれまでのように葬儀にお金をかけられなくなった点があります。
長生きになった分、医療や介護などの生活費の負担もよりのしかかります。核家族化が進み人間関係が希薄になったのも理由の一つです。昔のように濃い親戚づきあいも少なくなり、個人情報やプライバシーが重視されるようになりました。
人との付き合いが減ってしまった昨今は参列者も集まりにくい背景があります。一般的な宗派「仏式」に疑問を持ち宗教色の排除を希望する人も増えています。費用は10万円から50万円と手頃な価格で受けられます。200万円前後かかる一般葬と比較すると半分以上の負担を抑えられます。告別式や会食など一般的な流れはほぼ省かれるためです。葬儀社は最低限のプランを用意し、供花・戒名など希望する項目で増額されていきます。