2023年05月20日

高額の香典を受け取った時の手続き

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葬儀の時には受付で参列者に記帳をしてもらいます。受付では記帳と同時に香典の受け取りも行うでしょう。通常は香典袋に持参した人の名前が書かれていて、裏に金額も書かれています。香典の管理をする人は受けた時やその後に誰からいくら受けたのかを記録しなければいけません。

日本ではお金を受けた時にお返しをする風習があり、香典返しにおいては金額によった対応が必要になります。葬儀にはいろいろな人が参列し、故人との関係によって通常は相場の香典が入れられています。故人の仕事の関係者や友人などは相場であればそれほど多くのお金は入れないでしょうが、中には相場以上のお金を包む人もいるようです。

どれくらいが相場なのか、そしていくら以上なら問題が出てくるのかを知っておき、金額によっては葬儀が終わった後に一定の手続きをしなければいけません。相場に近い香典に関してはお金を受けたとしても所得や贈与となりません。

しかし社会通念上の範囲を超える金額の香典は所得や贈与とみなされます。会社から受ければ所得、個人から受ければ贈与とされそれぞれに従った税金の申告と納税が必要になります。贈った側はまさか税金がかかると考えないかも知れません。知らずに放置していると余計に税金を支払う可能性もあるので注意しましょう。