2023年07月23日

お香典は相続財産として相続税計算の対象か

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人が亡くなるとその人の遺族に資産が相続されます。誰がいくら相続するかは協議で決めますが、一応法的な割合などもあるので参考にするとよいかも知れません。相続財産が多くなれば相続税を支払う可能性も出てくるので、できるだけ相続財産を減らすよう節税対策をするときもあります。

ただ式を行ったときにお香典を受けるためそれによって相続財産が増えると考える人もいます。葬儀で受けるお香典は誰の資産になるかが問題になるでしょう。もし故人の資産になるなら相続財産として相続税の計算の対象になります。

式は故人のために行われますが実際に行うのは遺族でありその代表である喪主になります。そのため香典を受け取る相手は喪主とするのが一般的な考えになります。もちろん喪主が受け取ってそれを親族に分けることはあります。

事前の節税対策で相続税がギリギリかからないように資産を減らしているとすると、香典によって相続税がかかるからと香典を断るケースもあるようです。香典に関しては参列者の気持ちの部分もあるので、故人の意向でないのであれば受け取る方が良いのかもしれません。受けた香典に関しては香典返しで気持ちを返すこともできます。相続税の心配はしないでいいことを知っておきましょう。