2023年10月10日

お世話になった人に心付けを贈るときのマナー

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昔の日本では葬儀を手伝ってくれた人に心付けを贈る習わしがありました。「ありがとう」の思いを込めて品物や金銭を贈ります。現在は心付けを行う地域は少ないですが、地方ごとに細かい決まりがあります。現在は相手が遠慮をするため心付けを贈ることは必須ではありません。

費用の簡略化により葬儀社側も心付けを行わないケースが増えています。核家族が増えて親戚との関わりが少なくなったのも要因です。もし贈ることになったら友人・知人など親しい人にお礼として贈るのが礼儀です。他にも葬儀屋告別式を手伝ってくれた方にも用意します。

世話役には5千円から一万円、手伝いをしてくれた方には2千円から3千円を用意します。僧侶などの宗教者には車代と食事代を準備します。終了後に戒名や読経への謝礼として数千円を渡します。特に遠くから来た宗教者への車代は高めに準備しておきましょう。

ポチ袋や白無地の封筒に入れますが、「不祝儀が重なる」意味があるので二重タイプの封筒は避けます。渡すときはお礼の言葉を言って直接渡すのが好ましいです。直接渡すタイミングがなければ世話役の人などに代わりに渡してもらっても問題はありません。心付けを贈る習わしがある地域とない地域があるのでその点も一度確認することです。