葬儀の費用は葬儀会社によって異なります。もしも時間に余裕があるなら、複数の葬儀会社に連絡をして、見積もりを提示してもらった上でお任せする葬儀会社を選ぶとよいでしょう。ただ、急に家族が亡くなったときは精神的にゆとりがなく、あちこちの葬儀会社に連絡すること自体が難しいのも事実です。
いざというときに慌てないためにも、落ち着いているときに複数の葬儀会社に相談して、予算内で要望に合う葬儀を実現させてくれる会社を見つけておくのも一つの方法です。また、経済的な事情から葬儀の費用がすぐに用意できないとうケースも少なくありません。
そんなときは、現金での支払いではなく、クレジットカード払いを選択するか、簡略した葬儀の形を選ぶなどして対応しましょう。たとえば、お通夜を行わない一日葬や、お通夜や葬儀、告別式を行わずに火葬のみを行う直葬という形があります。
一日葬や直葬は葬儀の費用を抑えることができる上、故人をきちんと見送ることができる葬儀の形としてあらためて注目されるようになりました。多くの人が参列する一般的な葬儀とは違い、身内だけで故人を見送ることができるため、費用だけではなく、遺族は精神的かつ肉体的な負担も抑えることができます。葬儀のための費用を抑えることができますし、身内だけで故人を見送れるため、新型コロナウイルスの感染対策にも適した葬儀の形としても頭に入れておくとよいでしょう。