2023年11月11日

葬儀に備えて積立できる互助会とは

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冠婚葬祭の費用は何かと高額な費用がかかりがちです。いざという時のためにある程度は準備しておくと安心となります。日本には必要な資金を積み立てる「互助会」という制度があります。共済や保険と意味が似ていますが、互助会は契約額に応じたサービスを受け取ります。

経済産業大臣から認可された企業のみ互助会制度が可能としています。実際に企業の大半は一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会に加盟しています。互助会は戦後の経済が混乱している時期に誕生しました。加盟した人が少額の費用を出し合うことで冠婚葬祭の費用を相互扶助する仕組みです。

積み立てたお金の中から葬儀の費用を補填できるので安心です。互助会にはいくつかの料金プランから選び、希望する金額を一括か分割で積み立てます。葬儀にかかる費用は形式や規模で大きく変わってきます。たくさん参列者を呼んで規模の大きい会場で行うならより高額になってしまいます。

互助会で積み立てておけばいざという時に困りません。結婚式や仏壇の購入などにも積立金が使えます。旅行先やレストランで割引を受けられるなど互助会ならではのサービスもあります。本人会員だけでなく家族向けのサービスもあります。互助会に入会する際に注意したいのが解約の際の手数料です。積み立てしても半分しか戻ってこないケースもあるので注意しましょう。補填としての位置づけなので不足した分は自分自身で支払います。