2024年04月05日

合同葬を執り行う際に生じるメリットを覚えておこう

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葬儀と一言で言っても、最近はその形はさまざまあります。そのひとつが、企業が主体となって執り行う社葬と一般的な葬儀として執り行う個人葬を合わせた葬儀の形として執り行う合同葬です。最近は故人が企業や会社の経営者や役員だった場合、遺族と合同で葬儀を執り行う場合が増えていると言われています。

ただ、合同葬は一般的な葬儀と異なることがいろいろありますので、違いをしっかり確認したうえで執り行うかどうかを判断することが大切になります。まず、一般的な葬儀と異なる点は、喪主と施主の二人を立てるという点です。

ちなみに施主というのは、葬儀委員長という形で企業側から立てられます。葬儀費用の負担や運営の担当をはじめ、遺族側から立てた喪主のサポートなどを行ないます。そして、費用に関しては企業と遺族それぞれが分担して出すのが通常です。

葬儀会場を借りる費用や寺院に渡すお布施など、葬儀にかかる費用に関して、お互いが話し合って分担して負担することになります。また、合同葬を執り行うメリットとしては、企業の立場からは故人のこれまでの功績を伝えることによって、社会的に見送ることができます。そして、遺族にとっては葬儀の費用をはじめ、参列者への対応など、さまざまな負担が軽減されます。故人の仕事関係の人だけではなく、故人と生前親しかった友人や知人も一緒にお別れができる葬儀の形として覚えておくとよいでしょう。